2018年初春ころ、何気なく通っていた道に折り鶴とブリキの板をかけられたポンプがあることにはじめて気がつきました。
ブリキの板にはこう書かれていました。
「被爆ポンプです 残してください A-bomb survive water pump T.nagahara 永原富明」
どのような方が、どのような気持ちでこのポンプに板をかけたのだろう?
携帯電話で撮った写真を当時小学生だった娘の美空に見せました。
「被爆」というイメージと、古びたポンプ。
「こわい」と言うかもしれないと私は思っていたのですが、返ってきた言葉は「かわいい」でした。
色とりどりの折り鶴を飾ってもらって、名札のように板をかけてもらっているのが、何だか可愛いと思えたそうです。
その時からこの被爆ポンプの事を美空は「ポンプさん」と呼んでいました。
美空の母 瞳
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私は、お母さんに写真を見してもらって「かわいいな」と思いました。そして、実際に会って 、かけてあるブリキの板に書いている事を見て私が守ってあげなきゃと思いました。
美空