被爆ポンプを守り続ける永原さん①

絵本「ひばくポンプ」は、永原富明さんから聞いたお話を元に作られました。

 永原さんは美空に優しく穏やかに、でも強い平和への願いを込めて話しをしてくださいました。


被爆2世の永原富明さんは、2005年広島駅前にあるポンプを見て「被爆しているかもしれない」と思ったそうです。


被爆ポンプかどうか確かめるために、ポンプ周辺の事を知る人を探していましたが、なかなかポンプを知る人がいませんでした。

  そして、やっと近所に住んでいた高橋勇さんからお話を聞くことができたそうです。

高橋さんは1945年当時広島電鉄に勤務していて駅前にあったバスの待合室で被爆されました。

爆風で崩れた建物から這い出てきたとき、やけどを負った多くの人々が水を求めてポンプにすがりつかれていたそうです。


そのお話を聞いて永原さんは「やっぱり被爆ポンプだった」と確信されたそうです。


永原さんと 駅前緑地帯のポンプの前で
永原さんと 駅前緑地帯のポンプの前で