2019年夏、中国新聞に記事が掲載された後の事…
美空の通う小学校に一通のお手紙が送られてきました。夏休みが終わり、登校した美空に校長先生からそのお手紙が渡されました。
お手紙を下さったのは西村泰司さん。
「被爆後の8月14、15日位に八丁堀にいた母の姉とその家族を探しに入市、その時に出会ったのがあのポンプでした。酷暑の中、喉も乾きあのポンプを見た時の気持ちは今でも忘れることは出来ません。命の恩人です。チョロチョロではありましたがおいしいおいしい水をいただきました。生命の水でした。」という内容でした。
そして、ご家族でポンプさんに会いに行かれ、お礼を言ったそうです。
私は驚き、すぐに永原さんに連絡しました。
ポンプさんが被爆前からあの場所にいたというとても貴重な証言です。
お手紙には、防火用水の水槽の絵も添えてありました。
その後も西村さんとはお手紙のやり取りをさせていただいています。
美空がポンプさんの絵で賞を頂いたときの授賞式にもご夫婦でかけつけてくださり、絵が好きな美空へ画集を下さったり、とても気さくで明るい方です。
とてもとても大切なご縁です。
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