当時小学生だった美空が作った世界にたった一冊の絵本「ひばくポンプ」。
広島の街角からポンプさんが語りかける、素朴で温かい絵本です。
「爆弾と一粒のキャラメル、どっちがええか」
ポンプさんは問いかけます。
ご縁があり、被爆ポンプを守り続けておられる永原富明さんからポンプの事をたくさん教えていただきました。
永原さんは美空にこう言われました。
「このお話を美空さんのお友達やご家族に伝えて下さい。」
もう、あんなにつらい事があってはいけない。
美空さんたちが平和な世界を築いて下さいと。
そして、永原さんに聞いたポンプのお話をもとに、美空は一冊の絵本にしました。
最初はレポートか、クイズ形式にして友達に見てもらおうと考えていたようですが、
絵本の方が小さな子にも伝わると思ったそうです。